今年は、花粉の飛散が例年の1.5倍、また飛散が少なかった昨年の5倍と予想されております。
当院および隣接の三谷耳鼻科へも、先週くらいから予防を希望されて来院される方が増えてきております。
痒みがなくても、目が重い、しょぼしょぼするなどの症状があれば、花粉症の初期症状である可能性があります。
花粉症の治療として、多くは「抗アレルギー点眼薬」や「ステロイド点眼薬」を使用しますが、現時点で予防を目的とするなら長期に使用しても副作用が少ない「抗アレルギー点眼薬」が適しております。また、内服薬を併用する治療もお勧めです。「ステロイド点眼薬」は、長期に使用すると眼圧が上昇することがあるため、痒みがひどくなった時点で、副作用の発現を管理しながら使用する方が安全です。
「抗アレルギー点眼薬」は多数ありますので、症状がとれないのに漫然と使用したり、諦めたりしないで、医師と相談して自分に合った点眼薬を見つけてください。
早めに予防して、辛い花粉症の季節を乗りきっていきましょう。