疲れ目を眼科では眼精疲労と言いますが、パソコン業務など近くの作業過多の生活を強いられる現代人、眼精疲労を訴える人や実年齢に比して調節力が落ちている(≒老眼が進行している)人が多くなっています。
めがねやコンタクトレンズの度数は合っていますか?
もし過矯正(≒強め)に合っていると調節力低下を増長する原因にもなります。
量産眼鏡店やコンタクト店では、オートレフと呼ばれる医療機器によって測定された数値をダイレクトにそのまま入力して、眼鏡やコンタクトの度数が決められてしまう事がよくあります。
実はヒトは緊張したり、近方作業が多い環境では、その値がより大きな値として測定される事が多いのです。(とくに若年者でその傾向が強い)
そのため、ダイレクトにその値を入力して作成された眼鏡やコンタクトは、過度に近視が矯正され過ぎて(過矯正)、結果非常に疲れやすい、近くが見えにくい、老眼が顕性化しやすい眼鏡・コンタクトになってしまいます。
リラックスした状態で丁寧に視力検査をすることで、適正な眼鏡・コンタクト度数を決定する事ができます。
近年のめがねは進化しており、調節力に合っためがねを使用することで、不要な疲れや老眼の進行を予防することが可能です。
他にも、ホットタオルや使い捨てのアイスチーマーで目を温めることで疲れを軽減することができます。
※最近ブルーライトレンズを使用すれば、眼精疲労は起こらないという誤解があるようですが、適切な度数の眼鏡でなければ、その利点を生かすことは難しいとお考え下さい。
眼精疲労や眼鏡・コンタクトでお悩みの方は、受診・御相談下さい。
(検査・めがね調整等に時間がかかる場合が多いですので、診療終了時間の1時間以上前にはお越し下さい)。