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ドライアイ

ドライアイについて

ドライアイの症状

目が乾く、なんとなく不愉快な感じがする、目が疲れやすい、重たい感じがする、光をみるとまぶしい、目が痛いなどが、ドライアイ(乾き目)の際に訴えの多い症状です。
※注意しかし近年、CLや眼鏡が過矯正になっている人や眼精疲労の人にもドライアイに間違えられやすい症状を訴える人が多い事が分かってきました。

原因はシェ-グレン症候群に代表される自己免疫疾患などの場合もありますが、年齢とともに涙の分泌は低下することが知られており、そのため若い頃は問題なく装用できたコンタクトレンズが、年齢とともに装用できないCL不耐症をきたす方も増えています。また、現代人はストレス過多のためか、年齢が若くても以前に比べて涙の分泌量が少ない傾向にあります。涙の量が低下すると涙から栄養を供給されている角膜や結膜の状態が悪くなり、角膜上皮などに傷がつきます。

 

ドライアイの治療

まずは人工涙液とヒアロンサン点眼液(関節腔や肌にに広く分布する生体物質)を点眼して症状を改善させます。これらは比較的効果もマイルドですが、副作用もほとんどありません。

・ジクアス点眼液
2010年に使用が始まったドライアイ治療点眼薬です。白目(結膜)から水分分泌とムチン分泌を促すことによって、目の保湿効果を高める作用があります。作用時間が比較的短い事から、6回/日点眼が推奨されます。有効性が高いという報告も多い治療薬ですが、めやにや痒みなどの副作用を訴えることもあります。

・ムコスタ点眼液
2011年に元々は胃薬(ムコスタ錠)の成分から作られた比較的新しいドライアイ治療薬です。結膜のムチンを産生する細胞を増やす事で、涙が眼表面に残りやすくなりドライアイが改善します。白い点眼液なので、点眼後ぼやける、眼周りが汚れる、苦いなどの使いにくさがありますが、抗炎症効果も期待できる点眼液なので、異物感の強いドライアイの方は試してみる価値があると思われます。

それでも不十分な場合は、涙を排出するための出口である涙点にプラグを挿入して目から涙を流出させない治療法もあります。

レーシック術後のドライアイ

レーシック術後のドライアイは、約6ヶ月間位は続きます。
レーシック手術の際フラップを作成する事で角膜内に分布する神経線維が切断されてしまうためにまばたきをしてもその刺激が涙腺に伝わらず涙の分泌が阻害されてしまうためです。

● 目の病気辞典

目が赤い、かゆい
目がかわく、痛い
涙が出る
かすむ、ぼやける
ゆがんで見える 虫が飛んで見える
疲れるピントが合わない